2006年05月07日
行政視察詳細報告
さて、続いて第2弾 長岡市!!
この長岡市は皆さんの記憶にも新しい
新潟県中越地震の震災地です。
ホント、学ぶべきことが沢山でした。
今回も初めに硬い報告なので、時間のない方は
最後の<康太郎の印象>へどうぞ。
4月25日(火) 長岡市
●震災時防災体制について
今回の長岡市の視察を通し、震災時防災体制の問題点について数多く学ばせて頂くことができました。今回の視察では現地視察もあり、当時の震災の激しさを現在でも十分感じ取ることができた。
平成16年10月23日17時56分頃、新潟県中越地方の深さ13kmでM6.8の地震が発生し、この地震により、新潟県の川口町で震度7、小千谷市、山古志村、新潟県小国町で震度6強、長岡市、十日町市、栃尾市、越路町、三島町、堀之内町、広神村、守門村、入広瀬村、川西町、中里村、刈羽村で震度6弱を観測した。また同日17時56分~19時48分の間に震度5以上の地震は11回。震度5以下をあわせれば数百回にのぼる。
震災直後、災害対策本部設置の為、市役所へ集まるが市役所は停電。自家発電の用意はあったが配線の問題により非常用電灯しかつかない。
災害対策本部として先ず、ラジオ放送により市民に「現在、調査中なので、落ち着いて行動してください。」との呼びかけを開始すると同時に詳細を把握するため、各町内会長へ電話により状況確認するが電話が掛からない状況が続き、情報収集に時間がかかる。また、学校等の緊急避難場所に設置されている防災無線も設置場所の問題により機能しなかったという問題点が残った。本来、学校等の緊急避難場所では体育館に避難するのが普通だが、防災無線は職員室に設置してあったとのこと。実際の各地域の情報収集は地域の消防団により収集する結果となった。
ここまでの問題点として、外部との連絡方法はどうするのか。正確な情報をどうつかむのか。災害対策本部をどこに設置するのか。ヘリの発着所をどこに設置するのか。外部からの食糧や水などの救援物資を受けた場合、避難所までの輸送方法をどうするか。防災無線の設置場所。などがあげられる。また、情報の収集に関しては、職員のマニュアルでは自主参集時、市役所までの道のりに途中で被害状況を確認し、報告するとなっていたが、夜間だったため、真っ暗で状況を把握できなかったなどの現場の意見も寄せられている。
当時の実態として、避難する程でない地域の市民も避難してくるので、避難所はかなりの数の人で溢れかえる。また、緊急避難所以外で自然発生する避難所、例えば町内会館や公園等をどう把握しカバーするかも残った課題である。また、議会の対応として、市職員と議員個人のやりとりを無くし、全て議会事務局を通して本部との連携をとることが望ましいとの提案もあった。
この他にも仮設住宅の問題、災害援助法の矛盾点なども数多く課題として残っているが、災害の一番の教訓は地域力を強くすること。発災後、備えとして用意している計画は計画通りにいかず、市職員だけで全市の問題点をフォローするのは不可能であり、地域住民の自発性をどのように引き出せるかである。また、市民の中にはお客様思考の人も多く、職員も含め皆、被災者であるという感覚を持ってほしいとのこと。また、災害弱者、妊婦、乳児、外国人などのフォローも今後の課題点としている。
新たな提案としては学校の入水層を災害時に、すぐ使えるよう工夫する(蛇口を付けておく)、地域の中学生や高校生の活用、地域の銭湯やスーパー銭湯などの無料サービスなどをあげている。
私達の住む町田市も、いつこのような災害に合ってもおかしくない状況にあります。実際に被災した長岡市の意見を活かし、今後の町田市の防災、災害対策に活かしていかなければならい。
<康太郎の印象>
長岡市の視察では説明を担当していただいた市の職員の方が兎に角、熱心で本当に勉強になりました。というのも、問題があるべきことは問題だと隠さず全て教えてくれた感じです。恐らく、机上の空論ではないですが、綿密に練ったはずの防災計画が発災時には殆ど機能しなかったということなんでしょう。
だからこそ、この経験を絶対に活かしてください!!という熱意のようなものを感じたのは僕だけでしょうか・・・。兎に角、最後まで口を酸っぱくしていっていたのが、「地域の力」。
これに勝るものはないという印象でした。
皆さんも、日頃からご近所付き合いをきちんとしてください!!!
投稿者 康太郎 : 2006年05月07日 01:06
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